保険の相談をうけました
先日、81歳になる知り合いから医療保険の相談を受けました。
話を聞くと、元々加入していた民間保険が満期になってしまったと、それまでに保険会社から
契約更新の有無の連絡があったとのことですが、返事をせずにいたら満期になり契約終了し返戻金17万
円が返ってきたそうです。ですが、その人が言うには、入っている保険がなくなったので入院した時が
不安だから入れる保険を探して欲しいということでした。
入っていた保険の内容を聞きましたが、その人自身も内容をよく解っていませんでした。
何とかわかった情報として
・10年満期
・掛け金月々3000円
・保証内容 不明
・満期で帰ってきたお金 17万円
・叔母は81歳の後期高齢者
・持病あり 服薬している
・女性
・年金暮らし
以上です。
まず、持病ありの時点で加入できる保険はかなり少なくなります。なおかつ、後期高齢者で
入れる保険なんてあるわけないやんと思いつつも一応ネット型保険で検索をしてみました。
生命保険は、当然ですがヒット0、医療保険は、基本的にヒット0でしたが、色々と条件を
駆使し何とか1件ヒットがありました。
結果が、「月々の掛け金7500円」・・・
当然っちゃ当然ですが、高っ!
結果を親戚に伝えると、毎月そんな額とてもじゃないけど出せない、と。
当たり前ですよね。医療保険なんて金捨てるようなもんですからね。
そこで、私が提案したのが、
- 毎月払っていた保険料分を月々3000円貯金する。これで年間3万6千円貯金できます。
- 返戻金を使わずにそのまま貯金しておき、今後入院した時の入院費に充てる
- 今後入院しても、1割負担だし、医療費が高くなっても高額療養費制度で医療費が戻ってくることを説明
以上を提案した所、親戚も納得し了承しました。
情弱は損をする
今回思ったことは、日本人は相変わらず保険信仰が強いということですね。
保険の内容はよくわからないが、とりあえず保険に入っていれば安心という人が高齢者になっても多い
というのは少々驚きです。
保険は、自分が病気になって入院した時にお金がもらえますが、病気や入院をしなければもらえません
いわば、人生を舞台にした壮大なギャンブルだと思います。たまに、保険に入っていて助かったという
人がいますが、それはまさにギャンブルに勝ったと言えるでしょう。怒られるかもしれませんが人生で
保険の保証の恩恵を受けることは、確率的にはかなり低いと思います。それに、万が一に備えての保険
といいますが、病気になってお金がもらえることで安心できるということに違和感を覚えます。
民間保険に入っていれば病気は治るのでしょうか?違いますよね?
よく考えてみてください、民間保険は安心を買っているのではなくて病気になった時にお金をもらう為
に入っていることに気づいていない人が多すぎるのです。それに、日本には健康保険制度があるので
保証は手厚いということをもっと知るべきだと思います。
知らない人が損をする、知ってる人だけ得をする
搾取されないように情報にアンテナを張って損をしないようにしましょう。

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